森と歴史が広がる「イズマイロフスキーパーク」を歩く
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モスクワの朝は静かで、どこか詩的です。
とくに冬のイズマイロフスキーパークは
街の喧騒を忘れさせてくれる特別な場所でした。
私は知人へのお土産でマトリョーシカを買いに
地下鉄で「革命広場」→「イズマイロフスキーパルク」へ向かいました。
広大な森林公園は市内とは思えないほど自然に満ちていて
地下鉄の駅を出た瞬間から冷たい空気と
落ち着きのある白銀の景色が迎えてくれます。
公園の入り口には雪に覆われた木々が幾重にも並び
その先へ誘うように静かに佇んでいました。
歩みを進めるたびに雪を踏みしめる
「キュッ…」という音が心地よく遠くには子どもたちの笑い声
犬を散歩させている人々、カップルが並んで歩く姿が見え
冬の寒さの中にも温かな日常が感じられた。
イズマイロフスキーパークといえばお土産屋だけでなく
自然だけでなく歴史の深い土地としても知られていて
かつて貴族たちの荘園があった場所で
今でもその名残を感じさせる木造建築や古い門が点在しています。
特に、白い雪をかぶった古い橋の上から眺める凍った池は
まるでロシアの絵画の中に迷い込んだような気分にさせてくれました。
また公園の一角にはイズマイロフスキー・クレムリンという
カラフルな建物群がありまるでおとぎ話の世界に
迷い込んだかのような風景が広がっている。
鮮やかなトンガリ屋根と濃い青空
そして白い雪の対比がなんとも幻想的。
観光客も多いが周辺には職人たちの
小さな工房や露店もあり
それぞれの手仕事が光ります。
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慌ただしい旅の途中で
こうして自然の中に身を置く時間がどれほど贅沢か
改めて気づかされました。
そんな静けさと優しい時間たくさんのマトリョーシカを買い
一旦、ホテルにもどりました。
旅の思い出に「カニコーバマーケット」のレザーコート
一度ホテル戻って戻ってから
次の目的地「カニコーバマーケット」に
地下鉄で「キタイゴーラド」→「カニコーバ」駅へ向かいました。
ここは地元の人からも観光客からも人気の高い市場で
主に衣類、民芸品を揃う活気あふれるスポットでした。
入口をくぐると、色とりどりの商品が並び
店主たちの呼び込みの声、買い物客の笑顔が溢れる
まさに“生活の市場”といった雰囲気。
市場を歩いていると
ひときわ目を引くレザーのコートを扱う店があり
黒やブラウンのシックなものから
ロシアらしい毛皮をあしらった豪華なものまでありました。
店主の男性が「まずは見ていって」といった感じの声をかけてくれたので
いくつか試着しブラックのロングレザーコートに一目惚れしました。
トレンチコートタイプで羽織るだけでスタイルが引き締まるような一着。
鏡の前で試着すると内側の裏地のせいか防寒性も
あり店主は「これはいいやつだよ。ロシアの冬にも耐えられる。」と話していました。
価格交渉もローカルマーケットならではの楽しみで
最初の提示価格より少しだけ値下げしてもらい、ついに購入。
そのレザーコートを手にした瞬間
その日の空気、景色、人の声までが一着のコートに刻まれていくように感じました。
カニコーバマーケットを出る頃には陽が傾き始めていて
新しいコートを抱えて外に出ると
冷たいモスクワの空気がまた心地よく感じられました。
明日はそのコートを来て歩こう!
そんな気持ちが自然と湧き上がりました。
旅の終わりに
イズマイロフスキーパークでお土産のマトリョーシカを買い
カニコーバマーケットで“旅の宝物”を見つけた一日。
次にこの街を訪れたときもまた違う物語が待っているのだろう。
旅は風景だけではなく人や物との出会いが心を彩る
そんな一日でした。
5日目に続きます。
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