【思い出の旅】モスクワの旅　聖ワシリー寺院とクレムリン宮殿、そしてレーニン廟を観る

シベリア鉄道に乗ってモスクワにつく

シベリア鉄道にゆられ1週間かかり
ロシアの首都モスクワに早朝6：00すぎにつく。
そのモスクワは、歴史と文化
そして独自の荘厳な空気を持つ都市です。
赤の広場を中心に広がる街並みは
観光客にとって特別な体験を与えてくれます。
特に「クレムリン宮殿」「聖ワシリー寺院」「レーニン廟」は
赤の広場を代表する観光スポットであり
歴史を肌で感じることができる場所です。
今回はモスクワにつきこの三つの象徴的な建造物を中心に
モスクワの魅力を振り返ってみたいと思います。

クレムリン宮殿で感じる権力の象徴

クレムリン内部には
大聖堂や鐘楼、武器庫など多くの見どころがあります。
特に「ウスペンスキー大聖堂」はロシア皇帝の戴冠式が
行われてきた歴史的建物で、壁一面に描かれたイコンが圧巻です。
また、武器庫には宝飾品や王冠、そして豪華な馬車などが展示され
ロシア帝国の栄華を間近で見ることができます。

クレムリンを歩くと単なる観光地以上に
ロシアの過去と現在が交錯する場所であることを実感できます。

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聖ワシリー寺院の幻想的な美しさ

クレムリンと並び有名なのが「聖ワシリー寺院」です。
玉ねぎのような形をしたカラフルな屋根は
世界中の人々を魅了してきました。
16世紀イワン雷帝によって建てられたこの寺院は
ロシア正教の象徴であるだけでなく
芸術的建造物としての価値も高いものです。

内部に入ると迷路のように入り組んだ小さな礼拝堂が続き
それぞれに異なる装飾が施されています。
壁画やイコンが残され歴史の重みを感じながら歩くことができます。
外観の華やかさとは対照的に、内部は静かで荘厳な雰囲気が漂い
祈りの場としての厳粛さを強く感じました。

夜になるとライトアップされ昼間とはまた違う
幻想的な姿を見せてくれるのも魅力です。
赤の広場に立ち輝く聖ワシリー寺院を眺める時間は
モスクワの旅のハイライトのひとつと言えるでしょう。

レーニン廟で感じる20世紀の歴史

赤の広場にある「レーニン廟」は
モスクワの旅の中で最も印象的な体験の一つでした。
ここは毎日見学できるとこではなかったので
ホテルにあった観光案内のブースで見学できる日を聞き翌日観にいきました。
赤の広場の中心にありますが以外と目立たない（？）のか知人に聞いても
知っている人がいないに驚きます。
ここには旧ソビエト連邦の指導者
ウラジーミル・レーニンの遺体が安置されており
今も世界中から観光客が訪れます。

廟の外観は花崗岩と黒御影石で作られた重厚な造りで
内部では撮影が禁止され静かに進むことしか許されません。
廟内中央に防腐処理されたレーニンの姿を目にすると
20世紀のロシアが歩んできた道を強烈に思い起こさせられます。
革命の象徴としての存在感とその後のソ連の困難な歴史重みを
感じずにはいられませんでした。

レーニン廟を訪れると過去から現代にいたる
リアルな記憶に触れることができます。
レーニン廟の後ろには歴代指導者のお墓があり
一時レーニンと共に廟内に安置されていたスターリンも
スターリン批判の後、廟を出され
今は廟の脇に眠っています。
ここは観光というより歴史と
対話する時間といえる体験でした。

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モスクワ観光初日を振り返って

初日は次に向かう場所のため航空チケットや
次に泊まるホテルのバウチャー（予約証明）を受け取ったりして
聖ワシリー寺院を外から観たほか
クレムリン宮殿内を主に観るだけでしたが
言葉が通じにくい中
なんとか上手くできたかなと思っています。

クレムリン宮殿の向かい側にはデパートがあり
社会主義時代の物不足を感じませんでした。
クレムリン周辺は歴史的な建物と現代的な生活が共存していて
この街の魅力の一つだと感じます。

クレムリン周辺を観て

聖ワシリー寺院の色鮮やかな美しさ
クレムリン宮殿の荘厳さそしてレーニン廟の静かな重み。
それぞれが異なる表情を持ちながらクレムリン周辺の景色を形作っています。
赤の広場を中心に広がるこの街は
ロシアの歴史そのものを体現する場所であり
訪れる人に強烈な印象を与えます。

モスクワの旅は単なる観光ではなくロシアの歴史を見つめ直し
映像の世界でしか観たことがない感覚を実体験する時間でした。
過去から今にいたる幾多の出来事を刻んできたモスクワの街を歩くことは
過去と未来をつなぐ特別な体験といえるでしょう。

モスクワの旅はまだ続きます。

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