ヨーロッパを訪れる最大の魅力のひとつ、
それは歴史の重みを感じる美しいお城たちではないでしょうか。
石造りの塔、緻密な装飾、深い森に囲まれたその佇まいは、
まるで中世にタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。
今回は、ユネスコ世界遺産に登録されたヨーロッパのお城の中から、
特に訪れてほしい5つのお城を厳選してご紹介します。
それぞれが違った表情を持ち、
あなたの旅に彩りを添えてくれることでしょう。
1. ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)

まずは「おとぎ話のお城」として世界的に有名なノイシュヴァンシュタイン城。
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとして知られており
バイエルン州の山中にそびえ立つその姿は
まさに絵画のよう。
ルートヴィヒ2世によって19世紀に建てられたこのお城は
内部も豪華絢爛。特に「歌人の間」や「玉座の間」は圧巻です。
- 登録年:2007年(バイエルンの他の建築群とともに暫定リストに)
- おすすめの季節:秋(紅葉とのコントラストが絶景)
2. シャンボール城(フランス)

フランス・ロワール渓谷に広がる城郭群の中でも
ひときわ目を引くのがシャンボール城です。
ユネスコ世界遺産にも登録されているロワール渓谷の象徴的な存在で
ルネサンス様式と中世建築が融合した傑作。
屋上テラスから眺める無数の塔や煙突のシルエットは
まるでおとぎの国に迷い込んだような感覚になります。
- 登録年:2000年(ロワール渓谷一帯が世界遺産)
- 特徴:ダ・ヴィンチが設計に関わったとされる二重螺旋階段
周辺にはワイナリーや他の古城も多く
数日かけて巡るのもおすすめです。
3. エディンバラ城(スコットランド)

イギリス・スコットランドの首都エディンバラの丘の上に建つこの城は
戦乱の歴史とともに存在してきた壮大な要塞です。
スコットランド王家の宝物「スコットランド王冠」や
世界最古の大砲「モンス・メグ」が展示されています。
中世から近代までのスコットランドの歴史を一気に学ぶことができ
文化的な価値も高いスポットです。
- 登録年:1995年(エディンバラ旧市街と新市街として登録)
- イベント:「エディンバラ・ミリタリー・タトゥー」などの祭りも人気
4. ブダ城(ハンガリー)

ハンガリーの首都ブダペストにあるブダ城も
世界遺産に登録された名城のひとつ。
ドナウ川を見下ろす丘の上に位置し
夜にはライトアップされた幻想的な姿が浮かび上がります。
現在は歴史博物館や美術館としても利用されており
ハプスブルク家の影響を受けた建築美とともに
ハンガリーの文化を深く知ることができます。
- 登録年:1987年(ドナウ河岸とともに)
- 見どころ:マーチャーシュ教会、漁夫の砦、王宮庭園
街歩きと合わせて訪れれば
ヨーロッパらしい優雅な時間が過ごせます。
5. アルハンブラ宮殿(スペイン)

スペイン・アンダルシア地方にあるアルハンブラ宮殿は
キリスト教とイスラム建築が融合した唯一無二の存在。
13世紀にナスル朝によって築かれたイスラム王朝の宮殿で
その装飾の繊細さは世界でも類を見ないほど。
庭園、モザイク、噴水など
美的要素に満ちた空間は「生きた芸術」とも呼ばれています。
- 登録年:1984年
- 人気エリア:ナスル宮、ヘネラリフェ庭園、カルロス5世宮殿
見学には時間指定の予約が必要なので
余裕をもってプランを立てましょう。
ヨーロッパの城巡りは「歴史」と「夢」の旅
いかがでしたか?
ヨーロッパにはまるで
絵本の中から飛び出してきたようなお城が数多くあります。
それぞれが独自の歴史と文化を持ち
訪れるたびに新たな発見があるのも魅力です。
特に世界遺産に登録されているお城は
保存状態も良好で観光インフラも整っており
初めてのヨーロッパ旅行でも安心して訪れることができます。
このブログで紹介したお城をめぐる旅は
日常を忘れて心からリフレッシュできる体験になるはずです。
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